Jw_cadで線の太さを指定する方法をお探しですね。
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Jw_cad 画面と印刷が違う!線の太さと色を思い通りに出せる設定のコツ
パソコンの画面では完璧に見えていた図面なのに、いざ印刷してみたら「線が細すぎて見えない」「色が薄くて読めない」「点線が実線になってる」なんてこと、ありませんか?Jw_cadを使い始めたばかりの人が、必ずといっていいほどぶつかる問題です。
実は、Jw_cadでは「画面に表示するための設定」と「印刷するための設定」が別々になっているんです。
ここをちゃんと理解して調整しないと、何回印刷しても思った通りの図面にはなりません。
せっかくきれいに描いた図面も、印刷がうまくいかなければ意味がないですよね。
この記事では、線の太さと色を自分の思い通りにコントロールして、イメージ通りの図面を一発で印刷するための設定方法を説明します。
これを読めば、無駄な試し刷りが減って、自信を持って図面を提出できるようになりますよ。
画面と印刷で「色と太さ」が違うのはなぜ?
Jw_cadを使っていると、「画面では太くてハッキリ見えてた線が、印刷したら針金みたいに細くなった」とか「カラーで見やすく描いたのに、印刷したら薄いグレーになって見づらい」といったことがよく起こります。
これ、実はJw_cadがわざとそういう仕組みになっているんです。
パソコンの画面で作業しやすくするための「画面表示」と、紙に印刷するための「印刷設定」を、別々に管理しているんですね。
つまり、画面で見ている線の太さや色は、あくまで作業用の「仮の姿」。
印刷したときの「本当の姿」とは違うことが多いんです。
特に気をつけたいのが、背景色の違いです。
長時間作業しても目が疲れないように、画面の背景を黒や濃い緑にしている人は多いですよね。
そうすると、線は黄色や水色といった明るい色を使うことになります。
でも、これをそのまま白い紙に印刷すると、すごく薄くて見づらい線になってしまうんです。
これを防ぐには、画面の見た目を変えるんじゃなくて、「印刷するときに、どの色を、どのくらいの太さと濃さで紙に出すか」という、印刷専用の設定をする必要があります。
まずは「画面の設定」と「印刷の設定」は別物なんだ、ということを理解するのが大事です。
思い通りの太さにする「線幅」の設定方法
印刷したときの線の太さをちゃんと指定して、メリハリのある図面にするには、Jw_cadの基本設定を調整する必要があります。
メニューバーの「設定」から「基本設定」を開いて、「色・画面」のタブをクリックしてください。
この画面には、背景色や線の色を設定する項目がいろいろ並んでいますが、印刷の設定で注目すべきは、画面の下の方にある「プリンタ出力要素」というところです。
ここで、線色1から線色8までの各色に対して、具体的な線の太さを数字で設定できます。
この線の太さの数字は、「1/100mm」という単位で入力します。
たとえば、外形線みたいな太い線にしたい色には「30(0.3mm)」とか「50(0.5mm)」と入力して、寸法線みたいな細い線にしたい色には「15(0.15mm)」と入力する、といった感じです。
よくある失敗は、この数字を「1」とか「2」みたいな小さい値のままにしてしまって、印刷したら線がほとんど見えなくなってしまうパターンです。
画面上の見た目の太さとは違って、ここで設定した数字は、実際に紙に印刷されたときの本物の太さになります。
それから、「線幅を表示倍率に比例させる」という項目にも注意してください。
ここにチェックが入っていると、図面の縮尺や印刷サイズに合わせて線の太さが勝手に変わってしまいます。
建築図面では、縮尺が変わっても「外形線は0.5mm」と決まっていることが多いので、基本的には実際のmm数で固定しておく方がいいでしょう。
そうすれば、違う縮尺の図面を印刷しても線の太さがバラバラにならず、管理しやすくなります。
まずは主要な線の色に対して、印刷したときに見やすい太さを数字でしっかり設定しておきましょう。
カラー印刷とモノクロ印刷を使い分ける「色」の設定
線の太さと同じように、色の設定も「色・画面」タブの「プリンタ出力要素」で行います。
ここでは、画面上の「線色1(水色)」とか「線色2(白)」を、印刷するときに「何色で出すか」を決められます。
実際の仕事では、画面では色分けして作業しやすくしつつ、提出用の印刷物は「黒一色」でシャープに仕上げたい、というケースが多いですよね。
その場合は、すべての線色の印刷時の色を「黒(RGB値すべて0)」に設定しておくのが一番確実です。
一方で、設備図面で配管の種類を色分けしたり、改修図面で壊す壁と新しく作る壁を色で区別したい場合もあります。
そんなときは、それぞれの線色に対応する印刷用の色を個別に設定します。
ここで大事なポイントは以下の通りです。
* **薄い色は濃くする**:画面で見やすい「黄色」や「水色」は、白い紙に印刷するとすごく見づらくなります。
印刷用にはもう少し暗めの「黄土色」や「濃い青」に調整しましょう。
* **カラー印刷のチェックを確認**:印刷するときのダイアログにある「カラー印刷」のチェックボックスがオフになっていると、いくら色を設定しても強制的にモノクロ(またはグレー)で印刷されてしまいます。
* **グレーを活用する**:補助線や下書き線をあえて薄く残したいときは、印刷色を「灰色」に設定すると、メインの線を邪魔しない表現ができます。
画面ではカラフルに色分けしてミスを防ぎ、印刷するときはビジネス文書として見やすい黒の線、あるいは意図的に色分けして出力する。
この「色の使い分け」をマスターすれば、図面のクオリティがぐっと上がります。
設定を保存してトラブルを防ぐ方法
ここまで説明した線の太さや色の設定、実はJw_cadを再起動したり、新しい図面を作ったりすると、初期状態に戻ってしまうことがあります。
そのたびに「基本設定」を開いて、線の色ごとの太さを一つひとつ入力し直すのは、すごく面倒ですよね。
しかも、入力ミスで「前回と線の太さが違う」なんてトラブルにもなりかねません。
そこで、プロが必ずやっているのが「環境設定ファイル(JWFファイル)」の活用です。
納得のいく印刷設定(線の太さや色の割り当て)ができたら、「設定」メニューから「環境設定ファイル」を選んで、「書出し」をクリックして、今の設定をファイルとして保存しておきましょう。
ファイル名は「A3印刷用.jwf」とか「カラー提出用.jwf」みたいに、用途がわかる名前を付けておくと便利です。
このファイルを保存しておけば、次回からはJw_cadを起動したときに自動で読み込ませたり、必要なときに「読込み」から一瞬で設定を呼び出したりできます。
これで、どのパソコンで作業しても、時間が経って設定を忘れてしまっても、いつも同じ品質の図面を印刷できるようになります。
特に、複数の人で図面を共有する場合は、この環境設定ファイルを共有フォルダに置いておいて、みんなが同じ設定を読み込んでから印刷するようにルール化すれば、図面の品質を全体で統一できます。
設定作業を毎回やるんじゃなくて、「設定を資産として保存・管理する」ことで、作業時間を大幅に短縮して、本来の設計業務に集中できる環境を作りましょう。
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