Jw_cadの日影図についてお探しですね。
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建築確認申請に必須!Jw_cadで日影図・天空率を作る方法
建築確認申請で、中高層の建物を建てる時に必ず必要になるのが「日影図」と「天空率」の計算です。
「なんだか難しそう…」と思うかもしれませんが、実は無料で使えるJw_cadがあれば、高いソフトを買わなくても申請に必要な図面が作れちゃいます。
この記事では、初めての人でも分かるように、Jw_cadを使った日影図と天空率の作り方を、実際の仕事の流れに沿って丁寧に説明していきます。
Jw_cadで日影図・天空率って何ができるの?
建築確認申請では、ただ図面を描くだけじゃなくて、「この建物が建っても周りに迷惑をかけませんよ」ということを証明する必要があります。
そこで登場するのが日影図と天空率です。
**日影図**は、冬の一番日が短い日(冬至)に、建物の影がどう落ちるかを示した図面です。
お隣さんの家に長時間影がかかりすぎないか、をチェックするために作ります。
**天空率**は、道路や隣の敷地からの高さ制限(斜線制限)に引っかかりそうな時に使える「緩和規定」です。
「斜線は超えてるけど、空の見え方は問題ないですよ」と証明できれば、もう少し高い建物が建てられることがあります。
Jw_cadには、この2つを計算する機能がちゃんと入っています。
しかも、日影図を作る時に入力した建物の高さや方位のデータを、そのまま天空率の計算にも使えるので、一度しっかり作っておけば効率的です。
ただし、入力する数字が間違っていたら計算結果も間違ってしまうので、最初の準備がとっても大事になります。
日影図を作る前の準備が一番大事!
Jw_cadで日影図を作る時、いきなり「日影図」ボタンを押すのはNGです。
まずは準備をしっかりしましょう。
準備その1:真北を正確に設定する
一番大事なのが**真北(しんぼく)**の設定です。
「北ってどっちも同じじゃないの?」と思うかもしれませんが、磁石が示す北(磁北)と本当の北(真北)は少しズレています。
日影の計算には真北を使わないといけません。
敷地の測量図に「真北」の方向が書いてあるので、それをJw_cadの図面にも正確に反映させます。
わずか数度のズレでも、影の落ち方が大きく変わってしまうので、ここは慎重に!
準備その2:建物の高さ情報を整理する
Jw_cadは平面図に高さの情報を追加することで、立体的な建物として認識してくれます。
各部分の高さを正確に把握しておきましょう。
– 軒の高さ
– パラペット(屋上の手すり壁)の高さ
– 屋根の一番高いところ
– 段差がある場合はそれぞれの高さ
これらをメモしておくと、入力がスムーズです。
実際に日影図を作ってみよう
準備ができたら、いよいよ作図に入ります。
ステップ1:建物に高さを入力する
Jw_cadで「日影図」コマンドを選び、「高さ」のモードにします。
すると、建物の各ポイントをクリックして高さを入力できるようになります。
平屋なら簡単ですが、2階建てや屋根の形が複雑な場合は、部分ごとに丁寧に高さを設定していきます。
「ここは3メートル、こっちは6メートル…」という感じですね。
**ここでのコツ:**入力が終わったら、必ず「アイソメ図」(鳥が上から見たような立体図)を表示させて確認しましょう。
数字の入力ミスで建物が変な形になっていないか、一目で分かります。
ステップ2:計算条件を設定する
次に、計算に必要な条件を入力します。
– **場所**(緯度・経度、または都市名)
– **測定面の高さ**(地面から1.5mか4m、用途地域によって違います)
– **日付**(冬至の日)
これらを設定すると、Jw_cadが自動的に時間ごとの影のラインを描いてくれます。
ステップ3:等時間日影図を作る
確認申請では、「5時間以上影になる範囲」「3時間以上影になる範囲」といった「等時間日影図」が必要です。
Jw_cadなら、設定を変えるだけで自動で作れます。
ただし、計算結果のままだと線がゴチャゴチャして見にくいので、
– 規制ラインは太く
– 5mライン、10mラインは色分け
– 凡例(説明書き)を入れる
といった工夫をして、審査する人が見やすい図面に仕上げましょう。
天空率で高さ制限をクリアする方法
「道路斜線に引っかかって、建物が低くなっちゃう…」という時に使えるのが天空率です。
計画建物と適合建物を比較する
天空率の計算では、2つの建物を比べます。
– **計画建物**:実際に建てたい建物
– **適合建物**:法律の斜線制限ギリギリに収めた仮想の建物
日影図で作った建物のデータを「計画建物」として使い、別に「適合建物」を作図します。
適合建物は、道路の幅や斜線の角度から計算して作る必要があるので、法規の知識が必要です。
測定ポイントを設定する
道路沿いに、一定の間隔で測定ポイントを置きます。
このポイントから空を見上げた時に、
**計画建物からの空の見え方 ≧ 適合建物からの空の見え方**
が全てのポイントで成り立てば、天空率クリア!となります。
Jw_cadでは、各ポイントでの「天空図」(魚眼レンズで見たような図)や、数値の一覧表を自動で作ってくれます。
これをそのまま申請図書として使えるので便利です。
もしNGだったら?
もし天空率が足りなかったら、建物の高さを少し下げたり、セットバックしたりして調整します。
Jw_cadで高さを修正して、もう一度計算すればOKです。
何度でもシミュレーションできるのが、デジタルツールの強みですね。
申請で引っかからないための注意点
せっかく作った図面が、審査でNGにならないように気をつけるポイントをまとめます。
計算条件をちゃんと書く
図面の隅に、こんな情報を必ず書いておきましょう。
– 緯度・経度(または都市名)
– 真北の角度
– 測定面の高さ
– 用途地域
– 計算に使ったソフト名(Jw_cad)
「何を基準に計算したか」が分からないと、審査員は判断できません。
特に、敷地に高低差がある場合は、どの高さを基準にしたかを明記することが大切です。
図面を見やすくする
日影図も天空率図も、線がたくさん重なって見にくくなりがちです。
– レイヤ機能を使って要素ごとに分ける
– 計画建物は太い実線、適合建物は点線など、線の種類を変える
– 色分けする
– 凡例を付ける
「誰が見ても分かる図面」を心がけましょう。
他の図面との整合性をチェック
計算上の建物と、平面図や立面図の建物が違っていたら大問題です。
「計算だけ数字を調整してクリアした」なんてことがバレたら、虚偽申請になってしまいます。
すべての図面で、建物の高さや形が一致しているか、必ず確認してください。
複雑な場合はダブルチェックを
Jw_cadは優秀なソフトですが、特殊な敷地条件や複雑な形状の場合、自動計算だけに頼るのは危険なこともあります。
– 簡易的な手計算で概算チェックする
– 別のソフトでも計算してみる
– 先輩や上司に確認してもらう
といった「念のための確認」を忘れずに。
まとめ:Jw_cadを味方につけよう
日影図や天空率と聞くと難しそうですが、Jw_cadの機能を使えば、手順通りに進めるだけで申請に必要な図面が作れます。
大事なのは、
✓ **準備をしっかり**(特に真北と高さ情報)
✓ **入力ミスがないか確認**(アイソメ図でチェック)
✓ **見やすい図面にする**(レイヤ分けと線種の工夫)
✓ **計算条件を明記する**(審査員に伝わるように)
この4つです。
無料で使えるJw_cadをマスターすれば、高価な専用ソフトがなくても、スムーズに建築確認申請を進められます。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくれば設計の幅がグッと広がりますよ。
ぜひこの記事を参考に、Jw_cadでの日影図・天空率作成にチャレンジしてみてください!
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