Jw_cadと敷地について情報をお探しですね。

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公図をJw_cadに読み込んで、正確な敷地求積図を作る方法

建築の設計や不動産の仕事をしていると、公図や測量図をもとに敷地の面積を正確に計算する場面がよくあります。

でも、紙の図面をスキャンして取り込んだとき、「縮尺が合わない」「なんだか歪んでる」といった問題で困ったことはありませんか?

この記事では、公図の画像をJw_cadに読み込むところから、縮尺の調整、きれいなトレース、そして「三斜計算」を使った面積計算まで、実際の仕事で使える手順をわかりやすく解説します。

初めての方でも迷わず作業できるように、具体的なやり方とコツをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

公図の画像を読み込んで、縮尺を合わせよう

まずは、スキャナで取り込んだ公図の画像(BMPやJPGなど)をJw_cadに表示させるところから始めます。

やり方はいくつかありますが、一番簡単なのは画像ファイルを直接Jw_cadの画面にドラッグ&ドロップする方法です。

または、「文字」メニューから「文読」ボタンを押してファイルを選ぶこともできます。

画像が表示されたら、次に大事なのが**縮尺合わせ**です。

読み込んだばかりの画像は、サイズがバラバラで図面としては使えません。

公図に書いてある寸法や目盛りなど、「実際の長さがわかっている部分」を使って調整する必要があります。

具体的には、こんな感じで進めます。

画像の中で長さがわかっている線(たとえば「10メートル」と書いてある境界線)を、Jw_cadの測定機能で測ってみます。

もし測ってみたら「5000mm(5メートル)」だったら、画像は実際の半分のサイズで表示されているということです。

この場合は2倍に拡大すれば正しい縮尺になりますが、手計算だと誤差が出やすいので、後で説明する補正機能を使うのがおすすめです。

ここで縮尺をきちんと合わせておくことが、最終的な面積計算の精度を左右します。

とても大切な工程なので、丁寧に作業しましょう。

縮尺調整が終わったら、画像のレイヤーを「編集できない状態」にしたり、ロックをかけておくと安心です。

作業中にうっかり画像を動かしてしまうと、すべてやり直しになってしまいますからね。

それと、画像ファイルはJw_cadのファイル(JWW形式)に埋め込まれるわけではなく、別のファイルとしてリンクされていることが多いです。

なので、保存するときは画像ファイルを図面データと同じフォルダに入れておくようにしましょう。

図面の歪みを直す「4点補正」と、きれいにトレースするコツ

紙の公図をスキャンしたデータは、紙が伸び縮みしていたり、スキャナの癖があったりで、少し歪んでいることがほとんどです。

単純に拡大・縮小するだけでは、ある部分は合っているのに別の場所ではズレている、ということがよく起こります。

そんなときに便利なのが、Jw_cadの**「4点補正」**という機能です。

これは、画像の4つの基準点と、正しい位置に打った4つの点を対応させることで、画像の歪みを補正してくれる優れものです。

使い方はこうです。

まず、Jw_cad上で正しい寸法の四角形(またはグリッド)を作図します。

たとえば、公図に50m間隔の目印があるなら、CAD上でも正確に50mピッチで点を打っておきます。

次に、外部変形メニューから「4点補正」を実行して、画像の基準点(四隅など)を順番にクリックし、続けて正しい位置の点をクリックします。

すると、画像がゴムシートのように変形して、正しい座標にピタッと合うようになります。

このひと手間を加えるだけで、トレースの精度がグッと上がりますよ。

画像の準備ができたら、いよいよ敷地のトレース作業です。

ポイントは、**線の中心を丁寧に拾う**こと。

公図の線には太さがありますが、基本的にはその真ん中が境界線だと考えて作図します。

ただ、線の交点や曲がり角は画像がにじんで見づらいことがあります。

そんなときは、前後の直線を長めに引いておいて、Jw_cadの「包絡処理」や「コーナー処理」で交点をきちんと決めると、より正確な形が描けます。

トレースが終わったら、一度画像を非表示にして、作った敷地の形がおかしくないか、ちゃんと閉じた図形になっているかを確認しましょう。

三斜求積図を作って、面積を自動計算しよう

敷地のトレースができたら、次はその面積を計算するために**三斜求積図**を作ります。

三斜求積というのは、敷地を三角形にいくつか分けて、それぞれの底辺×高さ÷2で面積を出し、最後に全部足し合わせる方法です。

Jw_cadには「三斜計算」という外部変形機能が標準で入っていて、これを使えば計算が楽になります。

まず、敷地を三角形に分ける線を引きます。

このとき、あまり細長い三角形にならないように分けるのがコツです。

標準の三斜計算を使う場合は、「その他」メニューから「外部変形」→「JWW_SMPL.bat」を選びます。

指示に従って敷地を選択すると、三角形の番号や寸法、面積の計算表が自動で作られます。

ただし、分割線は自分で引く必要がありますし、たまに意図しない結果になることもあるので、出てきた数値は必ず目で確認してくださいね。

もっと効率よく作業したい場合は、**「gHeron」**などの高機能な外部変形プログラムを使うのもおすすめです。

これらのツールは、敷地をソリッドで塗りつぶすだけで自動的に三角形に分けてくれたり、複雑な形でも一気に計算表を作ってくれたりします。

頻繁に求積図を作る人には、とても便利ですよ。

仕上げと確認:表を整えて、印刷設定をチェック

求積図と求積表ができたら、最後に図面の見た目を整えます。

自動で作られた表は、文字が小さすぎたり大きすぎたりすることがあるので、「文字」コマンドや「属性変更」で読みやすく調整しましょう。

また、計算が正しいか、いくつかの数値を電卓で確かめておくと安心です。

ここで大事なのが、**この図面が何をもとに作られたかを明記すること**です。

公図をトレースした図面は、あくまで参考図であって、法的な効力を持つ確定測量図とは違います。

図面の端に「公図トレースによる」「縮尺補正済み」といった注記を入れておくと、後々のトラブルを防げます。

また、境界線と隣地の線を線種で区別したり、方位記号を配置したりすると、図面としての完成度が上がります。

最後に印刷設定を確認しましょう。

画像を読み込んで作業した場合、印刷時に画像が出なかったり、逆に濃すぎて線が見えなかったりすることがあります。

印刷設定で**「画像・ソリッドを最初に描画」にチェック**が入っているか確認してください。

入っていないと、線の上に画像が重なって見えなくなってしまいます。

下絵として使った公図を印刷する必要がない場合は、画像レイヤーを非表示にするか、印刷不可に設定しておきましょう。

これらのチェックを済ませれば、実務で使える精度の高い敷地求積図の完成です!

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